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2018.01.17

石巻の「森」と「海」からサステナビリティを学ぶ複合型プラットフォーム〜モリウミアス〜

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石巻の「森」と「海」からサステナビリティを学ぶ複合型プラットフォーム〜モリウミアス〜
宮城県石巻市にあるモリウミアス。豊かな自然の魅力が体験できる多彩なプログラムや、現地でのゆったりとした宿泊が楽しめる複合体験施設です。もう一度自然の魅力に目を向けて、より豊かで充実したライフスタイルの実現を目指すことは、多くの人にとって大切な要素になっています。今回は、子どもたちに自然を肌で感じてもらえるモリウミアスの魅力をたっぷりとお届けします。

理想の林間学校、モリウミアス

世界の総人口70億人の半数以上が都市で暮らし、新興国も急速な都市化が進みつつある現代だからこそ、もう一度自然の魅力に目を向けて、より豊かで充実したライフスタイルの実現を目指すことは、多くの人にとって大切な要素になっています。そんな人々にとっての“理想の林間学校”と言える複合型施設があるのをご存知ですか? それが、宮城県石巻市の『MORIUMIUS(モリウミアス)』です。

モリウミアスは「森」「海」「us(=私たち)/明日」を組み合わせた造語で、日本海沿岸に位置する石巻市の豊かな自然の魅力が体験できる多彩なプログラムや、現地でのゆったりとした宿泊が楽しめる複合体験施設。リアス式海岸沿岸に位置する立地を生かし、山と海とを舞台にした南三陸ならではの体験を提供しています。

  • 「森」では余分な木を伐採し、植樹をすることで森を整備。食事やお風呂用の火に使うための薪を割るプログラムも。
  • 「海」ではモリウミアスの正面に広がる雄勝湾へ。地元の漁師さんとの交流の中で子どもたちが自然の魅力や食べものが食卓に届くまでを学んでいく。

子どもたちに自然を肌で感じてもらいたい

そのはじまりには、2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災が関係していました。モリウミアスが拠点とする石巻市雄勝町は、震災に伴う津波被害により町の8割が壊滅。交通手段の遮断により物資が届かない状況が続きました。そこにボランティアとして手を差し伸べたのが、後に施設を立ち上げるMORIUMIUS代表理事の立花 貴さん。ボランティア作業の中で高台に残る築93年の廃校を知った立花さんは、ボランティアを共にしていたキッザニアの創業メンバーであるMORIUMIUS理事の油井 元太郎さんらとともに、当時の骨組みを可能な限り残しつつ、子どもたちを含む多くのボランティアやプロの助けを得て、廃校をDIYな形でリノベーション。2015年、モリウミアスがオープンを迎えました。

基本方針は、未来を担う子どもたちが「サステナブルに生きる力を育む」こと。そして「主体的に自然や地域、参加するこどもに向き合うこと」。そのためスタッフがサポートをして危険を回避しつつも、基本的には薪割りや調理にいたるまで様々な過程に宿泊する子どもたちが積極的にかかわり、その中で自然を体験し、自分でものごとを考えてもらう仕組みが用意されています。

  • 校舎の面影を残すモリウミアスの施設内。家挽きによりジャッキアップしてリノベーションした当時の作業の様子が、柱の継ぎ目から伝わる。
  • 子ども用の寝室は2段ベッド。夜はお約束の枕投げ!
  • 水回りも完備されている。
  • 別館「モリウミアス アネックス」に設けられた大人用の寝室は、都会の喧騒とは異なるくつろぎの空間。
  • 食事スペースは職員室と教室を改装したもの。宿泊した子どもとアーティストが共作した作品も飾られている。
  • かつての校長室はラウンジへ。絵本の他、モリウミアスが作られる過程を撮影したパネルも展示。
  • 露天風呂も業者の方と共に手作り。地元の特産品、雄勝硯(おがつすずり)をタイルに使用。