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2017.12.13

心地よい空間を、楽しく豊かに彩るためのアイデアを提供〜toolbox〜

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心地よい空間を、楽しく豊かに彩るためのアイデアを提供〜toolbox〜
リノベーションやDIYに興味はあるけれど、雑誌やインスタグラムに載っているような素材はどこにあるの?そんな素朴な疑問を持つ人は少なくないはず。今回はDIY熟練者から初心者まで、リノベーションの強い味方、toolboxをご紹介。理想の空間作りに役立つ素材や部屋のレイアウトのヒントが詰まったショールームです。

DIYで自分が住みたい空間をつくるための“駆け込み寺”

“不動産物件のセレクトショップ”的な存在として、リノベーション・ブームに拍車をかけたのが不動産仲介業務を担う“東京R不動産”。DIYで自分が住みたい空間を作りたい、そんなユーザーのニーズから東京R不動産の兄弟サイトとしてスタートしたのがtoolbox。そしてそのショールームが東京・原宿にあるこの実店舗です。今回は取締役の荒川 公良さんにもお話を伺いました。

東京R不動産のユーザーは今のDIYブーム以前から自分で自分の好きな空間を作ってきた人たち。

「ユーザーには『こんなイメージにしたいんだけど、この材料、どこで買ったらいいんだろう?』、『誰に頼んだらいいんだろう?』というようなわからないことがあって。そんな時、僕らはプロ側としてリノベーションをやっていたので、『ならばこういうメーカーのこういう材料があるよ!』、というアドバイスができていたんです。それをもっと多くの人が手に取れるようにしてみようと思いました。」

それがtoolboxのはじまりだそう。元々はウェブサイト、そして2015年10月に実店舗がオープン。「空間を編集する」というコンセプトを実現するために、フローリングや壁の建材や照明器具、ミニマルキッチンなどから電球一個、ビンテージな取手など小さなものまでが並んでいます。

ユーザーの多くは理想の住まい方をしているインスタグラマーや建築関係のインスタグラムを参照し、かなりイメージを具体化させた上で来店すると言います。

「既製品に不満がある人たちの駆け込み寺的な感じというか、ウェブの検索で『やっと見つけました』と、ネットショップを見つけたお客さんに言われることが数多くあります。よくあるのは、新築一戸建てだけど、施工会社さんにお願いして『ここだけは好きな建材を使わせてほしい』というお客さん。ようやく衣食住の“住”も、好きな服を着たいといった感覚に近づいてきたんだなという感じはありますね。」

確かにリノベーション物件や、かっこいい部屋の写真はよく見るけれど、実際の素材や備品をどこで購入するか?は意外と知られていないのも確かです。

  • 床材や壁材のサンプルが並ぶエリア。DIYの強者はもちろん、初心者にはウェブサイトの記事を見せて説明もしてくれる。
  • 個々の好みが多様化し、「お客さんの目も肥えてきて、レベルも上がっているのは確かです。やはり木らしい木というか、素材そのままみたいな建材が人気です」
  • ペンダント照明、直付け照明から、ビンテージなコンセントプレートなどパーツも様々。

「ライフスタイルを楽しむ空間」として、キッチンの見せ方も変化

店内にはシンプルなコンロやカフェで見かけるようなラスティックタイルの見本もあり、自分好みのキッチンスペースが実現できそうな素材も豊富に揃う。聞くと、住まいの中でも“食”の場所としてキッチンにも新しい志向が見られるのだとか。

「数人のお客さんのケースですが、キッチンをかなり広めにとって、カフェカウンターを作りたいという方もいらっしゃいます。食卓じゃなく、そこで料理も食事もする。あとは、そのカウンターがお子さんの勉強机でもあったりする。食卓で勉強すると目が届くし、はかどるってよく言うじゃないですか?それをキッチンの真ん前でやるみたいな感じです。」

そんな楽しいキッチンも、想像に見合う素材があってこそ。すでにイメージがある人もこれからイメージを描く人も、実際の素材やツールを見て、触れることで理想の空間作りに近づけるはず。

  • ミニマルキッチンと呼ばれる蛇口とシンク、コンロがセットされた商品や、タイルなどキッチン周りのエリア。

もう一つのトレンドとしては調理スペース+インテリアの見せ所としてのキッチンという考え方。実際、店内にもミニマルキッチンと呼ばれる蛇口とシンクだけのシンプルなシステムが展示されています。

「扉付きの収納ではなく、自分の好きなカゴでアレンジしたり、ちょっといい鉄鍋は自分で作った棚に置いたり。食のことと収納の考え方も変わって来ていますね。」

  • 2Fのスペースにも木製のミニマルキッチンや陶製のシンクなどを展示。サイズ感や質感を確かめることができる。

次世代のリノベーションを提案

古いけれど広い団地や一軒家をリノベーションしたい、そんなコアなユーザーがDIYを志向するイメージだったが、最近では傾向に変化があるそう。

「2000年代当初のリノベーション・ブームの頃に比べると、最近は、新築かリノベーションかは、お客さんもパラレルで見ている印象です。要はいい物件かどうか。以前はむしろリノベーションじゃなきゃ嫌って人もいて、自由にやりたがっていた。ただ、クリエイティブ層以外にも裾野が広がったことで、『新築でもいいものがあれば新築もいいよね』ぐらいの感覚になってきていると思います。」

また、ウェブサイトでは平米ごとの定額制パッケージの価格が明示されており、リノベーションを具体的に計画できることも大きなメリット。

「『いくらかかるか分からない』というのは建築が持ってるダメな部分で、そこにすごくハードルがあると思ったので、決めうちで行こうという考えで、掲載しています。」

  • toolboxのカタログ。建材からミニマルキッチン、塗料やタイルも網羅。

住まう人が本当に欲しかった空間作りを楽しく豊かにするためのアイデアを提供してくれる、まさに“道具箱”。ライフスタイルの中で“住”を理想通りに作りたいユーザーの潜在人口は規模の大小問わず、増えていくはず。そのニーズに具体的に応えてくれるのがtoolboxのような存在ではないでしょうか。

toolboxショールーム
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-61-8 NK-5ビル
営業時間 月~土曜12時~17時、日・祝休み
URL https://www.r-toolbox.jp

Text:石角友香
Photos:YosukeKAMIYAMA